|
想像するだけで胸がときめきます。
『四季』といえば日本ではイ・ムジチ演奏の印象がありますが、ムターが1999年に録音した『四季』は、このバロック作品に対する私たちの先入観を完全に打ち破るものでした。カラヤンの秘蔵っ子として世にでたムターが過去に一度『四季』を録音したのは20年以上も前、やはりカラヤンの棒によるウィーン・フィルとの共演でした。音楽家として、ひとりの女性としても人生の年月を経て、彼女が自分の表現意欲を前面に押し出した新しい『四季』。フレキシブルで若々しい室内楽団とともに無修正一発録りのライヴで世に問うた情熱的な演奏は、カラヤンとの絆から解放されて歩んできた道のりの手ごたえ、ムターが全身全霊を投じた音楽というものへの覚悟と自負を高らかに宣言するようでもありました。
ムターの強靭なテクニックや演奏の艶やかさは改めて申し上げるまでもありません。今回は日本で初めて披露される弾き振りが大きな話題。彼女のハートを射止めたパートナー、ノルウェーの「トロンハイム・ソロイスツ」との共演で、気心の知れた間柄ならではの絶妙の掛け合いも楽しみです。
若い世代の音楽家たちと手を携え、自由の翼を得てはばたく"ヴァイオリンの女王"が音楽の喜びに輝く姿をごらんください。
彼らの幸せがそのまま私たちの幸せに結ばれる一夜です。
JAPAN ARTS 公演詳細ページ(全国ツアー日程、ムター独占インタビュー記事)
|